秋の風物詩「シガヤーダコ釣り」へ

暮らし[生活]

新北風[ミーニシ]の季節風と共に…

9月の後半から、夏の暑さ象徴の南風から秋に入る前に「新北風」、新しいは沖縄方言で「ミー」北風は「ニシ」合わせて「ミーニシ」が吹きます。

北風と南風が日毎、週毎に入れ代わり北風が本格的に吹き出すと湿度も下がり、これから過ごしやすい季節になりますね。

「ミーニシ」が吹き始めるとサシバ「鷹の仲間」が宮古島に飛来するのが有名ですが、釣り人の間では北寄りの風が吹き出すと残波岬周りをを中心に沖縄本島の西側にはシイラが回遊し始め、釣り人が押し寄せます。

今回お話する「シガヤーダコ」[和名:うでながかくれだこ]も9月の後半から12月にかけて、有名な釣りポイントの本島中部の海中道路、泡瀬の岩礁帯混じりの砂地で釣れます。

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マダライモガイの仕掛「ンヌジグヮーユベー」?

独特で規則正しく斑模様が有る「マダライモガイ」を連結した仕掛け「ンヌジグヮーユベー」を、海に立ち込みカウボーイが投げ縄を投げるように投げ、ゆっくりと手繰り寄せます。

この貝をめがけて、「シガヤーダコ」が追ってきたり抱きついたりします。タコを引っ掛ける針がついてない仕掛けなので、人の気配を察知したタコは離して逃げてしまいますよ。

逃さないように素早く捕まえたり、岩の間に隠れたタコを取ります。岩に擬態したタコを探すのは慣れが必要です。

しろくま
しろくま

この時期になると釣具店でも「ンヌジグヮーユベー」仕掛けも販売されますが、結構お高い。今回は、専用のタコエギを使ってシーズンインした「シガヤーダコ」を狙います。

釣り竿は、海に立ち込みので短めな簡単なリールがセットされた釣り竿で大丈夫です。釣具店の方に聞いて購入して下さい。

マダライモガイを模したタコエギも有ります

狙える場所は砂地混じり岩場、ヒザ下くらいの水深が目視[偏光サングラスが必要]でもタコを確認できるので楽ですね。

タコエギが見える範囲に軽く投げて、ゆっくりと手元までリールを巻いてきます。たまに巻く手を止めたりして、タコを誘います。

タコが抱きついて来たら竿先を大きくあおり、タコエギに針がかりさせます。緩めず素早く巻き取らないと岩に抱きつかれたり、タコは針がかりした体をよじり針を外して逃げてしまいます。

慌てず、逃げた場所を覚えてタコを手で鷲掴みにして捕まえます。軍手などを使うと、タコの触腕に絡みつかれず鋭い岩で手を切るリスクも減ります。

しろくま
しろくま

2時間弱の釣行でしたが、6匹釣り上げることが出来ました。3〜5匹は、岩の下に潜られたり見失ったりで逃してしまいました。

釣り上げたタコを調理する

  1. 釣り上げたタコは、氷の入ったクーラーボックスに入れて持ち帰ります。
  2. 触腕に付いた小石やゴミを取り除き、頭[胴体]にある内臓と硬いクチバシ、目玉を取り除きます。
  3. ヌメリを取るために塩もみします。2〜3回塩揉みして洗い流し臭みの元となるヌメリを完全に取ります。
しろくま
しろくま

水気を切って冷蔵庫に入れて、後日調理して頂ます。茹でたり、炒めたり、揚げたりとどんな調理でも美味しく頂けますよ。

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